私にとっては、毒親。

幼いころから母親に、可愛いがられた記憶は全く無い。
裁縫を生業としていたけれど、私のパンツはいつも穴が開いたままで干されていた。
段々大きくなる穴を繕う事もせず、小学5年生の私に履かせるその意識は何だったのだろうか？

当然私は、笑われ、いじめられた。

幸い父は中立だった。母は今も出来の良い兄だけが自慢であるが、兄は今も昔も自己中なので関係ないスタンスで
それも私をイラつかせる。

今年の12月で88歳になる母親。
コロナ過で、私も母もワクチン接種が出来ない体質だった事もありおよそ3年間、世間から逸脱した生活をしていた。

私も無職だったこともあり、ついつい色々お世話してしまった事が仇となり、下僕の様に扱われ、何もしない母は足腰が弱り・・・
コロナも明けた今、どうしようもない後悔に明け暮れています。

88歳ともなると、我が強く、本当に何もしない。
エンゼルスの試合を見て、映画を観て、人様が作った夕飯を食べる。
しかも、一番良い部屋を常に占領。
耳の遠い母との会話に疲れた私は、後ろを崖に囲まれた、この家で一番日当たりが悪く狭い部屋で過ごす羽目になる。
母の寝室はこの部屋の2倍。日中過ごすリビングは4倍だ。
一緒にリビングで過ごしたくない、顔も見たくない、耳が遠いので、テレビは大音量。
流石に疲れる。疲れ果てている。

もともと相性の良くない母親だ。私は過去に出ていけだとか、散々罵られた。認知症の父親にも本当に可哀そうな事を言い放つ人間だった。
そもそも可愛がられた記憶もない。七五三の写真も無いのに、祝ったと見栄だけは永遠に張る。

本当に合わないのだ。
在米で久々に日本に帰って来た兄は、他人事。私の問題だとして完全スルー。
結局は、自己中で、自分が楽しめる事ファーストで、僕は介護は出来ないと平然と言い放ち他人事。
あいつもその嫁も子供もそうだ。孫も嫁の親とは仲が良いが、夫の家族は存じませんと言う感じ。
散々お小遣いは貰っているのに。

ありがたいことに、音信不通を心配をしてくれる人が居て、なんとか立て直そうと頑張っているのだが・・・。
今日も(と言うか昨夜から)掃除洗濯、金庫の書類選別、庭の木剪定、手入れとあくせく働く私を、どっしり構えているリビングの椅子から見えているはずなの、見ないふり。

手伝おうとか、労う気持ちは一切持ち合わせていない。
高齢だからと言うけれど、自立している高齢者は、ちゃんとご飯も作るし、庭の手入れぐらいはしている。自宅で暮らせるのだ。

それでも、なんとかご近所さんに励まされ、気持ちを切り替え、
夕飯は、ホカホカの卵焼き、柔らかく皮の無いカツオのお刺身と新玉ねぎ、お豆腐を5:50に出すも、
ずーっと食べない。
折角美味しい卵で作っているのに、なぜ出来上がりを食べないのか聞くも、G7がとか適当な返答をして、食べると言うけど、結局、1時間後の7時前に食べる。
その後もリビングを8時まで占拠。

寝室も、リビングも快適なスペースを独占していて、私の状況など気にしてなどいない。
とにかく耳が遠く、補聴器を作ろうと専門店に行ったり、ネットで色々買ったりと手を尽くせど、改善は無く、大声で話すことに拾うもピークなんです。
更に明日が人生初のデイサービスの日なのが気にくわないのか、あからさまな嫌がらせ。

私こそがイライラして、自分の血圧がかなり上がっているのが分かる。
頭が孫悟空の様に縛られて、キっとなって、痛い。

所詮同居するのは無理なのである。
父が居たことろは何とかなったが、コロナ過も終焉を迎え、もう無理である。

可哀そうだと思っていたけれど、それさえも思えない。
こんな状況だと、そもそも気の合わない私が同居する理由もないだろう。

息子を溺愛し

一方で、私は、夫の姉にいじめられて、こんなツライ目にあった、こんな事もやったから可哀そうだと、常に私に可哀そうな人間像を植え付け、
感情を操縦し続けて現在に至る。

高校生の私は、当時病んでいた母親に、操縦され、罪なき父の弟(おじさん)に失礼な事を言ってしまった事を今尚、後悔している。(しかもなぜか兄問題・・・)

例え、夫が横暴な人間だとしても、今までの、あなたの思い込みにより、私が背負わされた失言の数々責任取って欲しいわ。

そんなに嫌だったら、別れれば良かったのにと思う。無理して夫婦でいる必要は無い。当時片親だった小学校の同級生はふたり居た。

なのに、父親が施設に入っている時は、一切会いに行かず、又も私に丸投げだったくせに、毎朝お茶なんぞ煎れている。

色々鑑みて、私は誰に何と言われようが、今年一杯で、母親との同居をやめる。

限界。

老化する親の背中は可哀想と思うけれども、根本の素の部分は変わらないわけで、私と友好的な関係は難しく、私と離れて暮らしていた方が友好な関係が築けていた事を思い出して
区切りを付けたい。