日赤病院のドクターから-チェーンメール。その拡散本当に必要ですか?

一昨日ぐらいから、LINEで日赤病院のドクターから広く拡散してほしい云々と言う、デマメッセージが
数通届きます。

至極まっとうな内容が最初にいくつか書かれていて、困っている人を助けてあげたいと思わせる内容。
そして最後まで読み切れないような長文。

 

拡散本当に必要ですか?

拡散しようとしている相手は既にそんな事知ってて、守ってるまともな人ではないですか?

良いことをしたいと言う自己満足ではありませんか?

LINEは広く使っていないのですが、僅かな友達でもその中でやはり拡散する人いるんですよね・・・。
長くコンピューター系の仕事をしていたので、普通の人よりは多少知っているし、ググる癖もついているのだけれど、
人に伝えるのは本当に難しい。低姿勢でお願いしないと、逆上される。

朝友達から起きてる?というメッセージ。起きてるよと言うと電話がかかってきた。
日赤病院から云々のメッセージが、(過去にチェーンメールを送ってきた)同級生から届いたのだけど、皆に拡散してもいいか確認だった。
この送り主は、30年程前何人かに、この手紙を送らないと不幸になるという結構重い内容の、
本当の不幸のメールを手紙で送りつけたという過去のある人

(そこそこ人間実のある人だと思っていたけれど、自分の人生の為に友人を犠牲にするという行動がとても残念だった記憶が蘇る。私には届いていないが、明らかに優しそうな人を選んで送っているのも怖い、まぁ彼女も発端は送られてきた手紙なのだろうけど・・・)

”日赤病院のドクター”でググると、
実在する、酷似の病院が、拡散のせいで、問い合わせが殺到し、本来業務に多大な支障をきたしているとHPでお知らせしている。

アクセスを試みるとサーバーがダウンしているようで詳細は読めなかった。この時期に本当に迷惑だ。拡散はダメ。
友人に、その旨を伝え、拡散しないように、出来れば送り主にも教えてあげた方がいいと伝えた。
この友人は、前にウィルスの質問があって、セキュリティやその他について話した事を覚えていてくれたらしく、電話してくれた。

そして、私には3つしかないラインのグループのひとつに、案の定、日赤病院からのメッセージが拡散されていた。
予想される人物から・・・。

拡散主は、大手企業のもう上の立場だと思うのだけど・・・。数名参加の同級生のグループ。
彼女、会社の部下に送ってないか?会社の評判大丈夫か?と心配になる。

デマだから拡散したらダメだよとメッセージすると、流石だね!って返信来るのだけど、
でも、本当に外出しないでって願っている人が書いてるんじゃないかな?って、
拡散している事は反省していないよう。

内容もよく読んではいないだろうし、自分の琴線に触れた部分を少しだけ読んだだけで拡散したのだと思う。
安易な拡散で迷惑を被る人が居るとも考えず・・・。

15分毎にうがいって・・・。寝ている時間を除いて一日何回するか計算してみたら?
64回だよ?出来るか!
現実性に欠けるでしょ?
もう少し先を読む力を身に着けないと・・・。
せめて拡散するなら、長くてもちゃんと文章を読んで事実を確かめてからにして欲しい。

仲間の一人が、イブプロフェンについてもアメリカでは信ぴょう性に欠けると訂正されたなどと補足も入れてくれた。
結局グループのほとんどの人は、きちんと情報を把握しているし、無駄な外出もしてない。
という事で、彼女の拡散を、またやっちまったな。と思う。

彼女は、前も同級生の個人情報を大きな同級生グループに許可も取らずに共有した過去があり一部の人から顰蹙を買っていた。
LINEに限らず、ネットでの情報の取り扱いや、ウィルス、などについて、まずはググって!
と結構口を酸っぱくして言ったのに・・・。
仕事で使っていたITリテラシーの資料もあげたのに。ダメだな。所詮興味の無い事は響かないんだな。

じゃ済まないんですよ!これからは。

ある程度社会的責任のある人は、苦手では済まされないはずなのに。
周りが巻き込まれるんですからね、コロナウィルスと一緒で、他の人にも迷惑かけるんですからね。
50代のテレワークについても、色んな人から、上の人間が導入したがらない、やりたがらない等の話も耳にします。
苦手でも、もうやらないといけないと思うし、出来る人を採用していかないといけないと思う。特に教育現場は。

今の機会に、少しITリテラシーを学んで欲しいと思います。

コロナウィルス以前の記事になりますが、
このチェーンメールの内容を検証するために参考になる記事がありました。

拡散は内容をしっかり読んで、調べてからにして欲しいです。善意のつもりが、とんだ迷惑をもたらす場合もあります。
少しだけ先を読んで理解して欲しいです。

「リテラシー」とは、適切に理解、解釈し、活用する能力のことです。
偉そうにすみません・・・。