一昨年父を亡くし、現在は、84歳の母親とふたりぐらし。
デイサービス等に行っていないので、日中は、話す人が居ないせいか、夕食時に物凄くしゃべる。かなりしゃべる。
しゃべる人が限られてくるので、一日一度はちゃんと話を聞こうとは思っている。
母は昔、お針子さんを雇って、洋服を作っていたらしい。当時は仕立ての洋服が一般だったのだと思う。
お金持ち相手に洋服を縫っていたのだ。
生地から探していたので、良い生地があれば自分用にも購入していたのでしょう。
それで、自分が縫ったもの、見立てて買ったものは、絶対の自信があるようで・・・
貯めこんだ洋服を色々な人にあげている。形見分けにしては、何着も何着も分け与えられる。
良いのもあるけど、どう見ても似合わないぞ、袖が短いぞ、・・・と思うものも無理矢理
姪っ子たちに持たせたり・・・。
私も断捨離でやっと洋服を減らしたばかりなのに、持ち服をあれもこれもと着せたがる。
出掛けるとなると、こっちの方が良いとかあれこれ持って着せようとする。
確かに、絣の生地や、海島綿など生地は良い。
でもデザインが・・・、色が・・・、。
正直、他のものと合わせるのが難しいのです。
コロナ自粛の中、たまたま買い物に出掛ける時に来ていた母親の洋服。
次の日も着ていたら、
「気に入ったの?」と嬉しそう。
今日まで着て洗濯しようと思っていたのだが・・・。
悪くは無いんだけど、お気に入りとはちょっと違って、とは言えず、
適当に流した。
ここで、嘘でも、「超お気に入り!」
とでも言えば・・・・
又、服を着せられるのだ・・・。
やっぱり、言えない。