2017年9月タスマニア自浄の旅#1-ローンセストンから始めよう。

2017年9月、旅行好きの独身会社員女子2人が行くタスマニアの旅。
今回はレンタカーの旅。
お酒控えめ、自浄作用高めで毒素を抜いてきます。
旅の初めはローンセストンから。

メルボルン空港へは定刻21:55に到着。
その後、入国審査、SIM購入、明日のターミナル確認などすることが一杯。
なんとか23時前にチェックイン、翌朝4:30にウェイクアップコールをお願いして、部屋に入ると、なんとツインのはずが、まさかの巨大ダブルー。
ベッドも大層広いし、時間が勿体無いので、そのまま使うことに。
まさかCちゃんと同じベッドで寝るなんてなぁ。
突然電話が鳴る。
フロントから「日本語喋れますよね?今フロントに日本人がいて、言っている事が解らないので疲れているのは分かっていますが、通訳してもらえませんか」と。
直ぐにフロントに行くと、色白、くせっけボブの赤ら顔の中年のおじさんが居ました。
明らかに、機内で結構飲んだでしょ風。
明日の朝食の場所の確認と、時間について説明をする。
「明日の国内便が何時発だから、何時が良いかな?」
「そんなもん知るかー」と思いながらも「国内線だと1時間前には行った方が良いですよね。」と言うと「ビジネスだから融通が利くので、そんなに早く行かなくてもよい」とか言う。
「空港の景色の見える部屋に変えると追加料金がかかるのかな?」
聞くと、「一切空いていない」そうです。

この男性ちょっと酔ってるし、英語が話せる、話したいのだと想像するのですが・・・。
一人でよく旅するなぁと感心する反面、無謀、不安、だなぁと。
しかし、私の脳はそんな事考えている暇は無いのだ、睡眠が必要なのだ。
と思いつつ、ついでにツインに変えて貰えばよかったなどどと思ったけど、
SIMのアクティベートが最優先・・。
部屋に戻り、ホテルのwifiに繋ぐと何と、7日間29ドルとか出てくる!
えー、無料wifiだからこのホテルに決めたのに。

もう頭も働かないから、明日考えることにする。

朝4:30起床。
ホテルの係に電話して、wifiは有料なのかと聞くと、無料だと言う。
しかし画面に、と言うと、「金額の画面が出てくるんでしょ、関係ないから続けて操作して」と言われる。

金額の画面をスキップするとか何かやっといてよー。もう。
取りあえず、無事simは交換、設定完了。
Cちゃんが、飲み物を用意してくれてる。ありがたや。

1時間以上前にジェットスターのターミナルに到着。(10分もかかりませんが)
WEBチェックインはしていたので、ipadに保存したバウチャーのバーコードを機械に翳すとチケットと荷物のタグが出てくる。
無事に預けて、一安心。
朝ごはんタイム。

と、ここで、
”人様の朝食をぶん取る事件勃発”

Cちゃんがコーヒー2つとサンドウィッチをオーダーしてくれる。
周りに人が居なかったので、コーヒー2つを取った後、
出来上がった、サンドウィッチを取って、2人分に分けながら、レシートを見ると・・・。
嫌な予感が・・・。

なんと中味が違うような・・・。
トマトとチーズはかぶっているけどハムがベーコンになっているかも・・・。
直ぐに、レジに行って、
間違って違うのを取ってしまったみたいですと激白。

レジの女性が
どうしてこれを取ったの? なんで食べたの?(正確に言うと食べてはおらず、ちぎった)と呆れ顔。

ひたすら謝り、私のミスなのでお金を払います、と言うと、
要らないと言われる、いや、払わないといけませんと言っても、要らないと言われ
そのサンドウィッチを捨てられる…。
ガーン。
横には、私から朝食をぶん取られてしまった、イケメン若人がいたので、
ほんとにごめんなさいと、丁寧に謝る。
すると「まだ朝早い時間だし、時間もあるから気にしなくていいよ」と神対応。
救われる私。
席に戻る私。

そして、やっと自分の朝食をゲットした彼は、わざわざ私たちの横を通って
「You guys, Have a good day!」と言って風の様に去っていきました。

「あなたに一生ついていきます」
一瞬歳を忘れ、そう思ってしまいました。

彼のこの優しさ溢れる対応のお陰で、私は気分も晴れやかにローンセストンに向かう事が出来ました。本当に感謝です。
もし、怒られて怒鳴られたらこの後どうなったかと思うと・・・。
オージーは優しいです。

でもレシートをよく見ると、彼のレシートである。
そもそもは、レジの人がレシート間違ってるんじゃ?
ま、こういうタイプのお店はオーダーした人が、品物を受け取るべきだなぁ、と。

あー、朝食の君!ほんとにありがとう。

やれやれ、でも本日は快晴。なんと6:50発です。
時間に厳しいと噂のLCC。6:50 sharpで搭乗口が閉まりました。

世界遺産のクレイドルマウンテンを見たいと言う一心で、強行、早朝スケジュールです。

空港に着くと、ワンちゃん(ビーグル犬?)に早速感付かれ、呼び止められる若い
男女のグループが、葉っぱか?
レンタカーのカウンターは到着口の荷物ピックアップ場所と一緒。
そこで順番を待っていると、なんと先ほどのワンちゃんが私の斜め掛けのポーチに反応。
えー!?、ポーチを開けて良いかと丁寧に聞かれ、勿論問題ありませんと、ポーチを開けても何も出て来ません。
果物をバックに入れないか?朝は何を食べたかと聞かれ、
果物は持っていないし、朝は(一悶着あった)サンドウィッチだったと答えると、特に咎められずにすんなり解放。

ひょっとしてワンちゃんが反応したのは、私が日本から持って来た、耳詰まり解消用のレモン風味のガムなんじゃないか?
あのワンちゃんは麻薬と言うより農産物に反応するように、トレーニングされているんじゃないだろうか?と思うのでした。

8時30分にレンタカーを借りて、出発。
最初は、私が運転手、Cちゃんがナビです。

ハイテンションの私たち、いきなり逆を走っていたらしく、途中で気づいて、
空港に戻ります・・・。約1時間のロスタイムです。ナビCちゃん謝ります。
でも今回の失敗は、私がちょっとケチってカーナビ付の車を予約しなかったこと。

レンタカーと言う事で、緊急用に現地の電話が必要だなと思ったので、
現地のプリペイドSIMでナビの代わりにグーグルマップを使えばOK!と思っていたのです。
が、しかし深夜の到着、プリペイドSIMを購入できそうなのは空港のみ。
聞くとTELSTRAは無いと言われる。OPTUSは人が並んでいる・・・。
Vodafoneでタスマニアはカバーしているのか聞いたら、もちろん!的な感じだったので、つい、Vodafoneの$20プリペイドsimを買ってしまったのです。

そして、ローンセストンでは、
電話は使えましたけど、ネットはほぼ使えませんでした・・・。
正確に言うと、電話は使えましたが、ネットにアクセス出来たのはスワンシーからホバートに移動する途中からです。
しかも原因が不明ですが、simを入れ替えた私のiphoneではデータアクセスは
出来ないのですが、デザリングにすると、私のipadもcちゃんのiphoneもネットにアクセス出来るという不思議でした。
F●●● Auvodafoneと何度も叫びそうになりました。

と言うわけで、地図を読むのが不得意な場合は、ナビは必須と言うのを学びました。

なんとかGreat Western Tiers Visitor Centreに到着。
遠くに雪が見える。やっぱり無理かな。
インスタではこのところのクレイドルマウンテンエリアは大雪だったもんなぁー。
Cちゃんは、ちょっと見るだけでもと近くまで行きたい模様。

しかし、車は普通車だし、日頃雪道は全然慣れてないし、チェーンも巻けないので、行くことを断念。

100 Emu Bay Rd, Deloraine

今回は、トヨタのヤリス、すなわちvitzをゲット。
ヒュンダイじゃなくてよかった。
運転するにあたって、気になったのは、ラウンドアバウトよりも、
高速道路がいつの間にか、2車線から1車線に変わっていること。
運転を数時間すると、なんとなく、遅い車が居た時の為に車線が変わるのかなと解るけど、日本の高速を利用している人は、突然2車線になったり、対面通行になったりするのは以外と経験のないことではないかと思います。
中央分離帯にはポールなどないですし。

かくいう私も、最初追い越そうと右車線に出ると、cちゃんが、追い越すにはちょっと距離が無いよ!対向車が!と言ってくれたお陰で、はっと、いつの間にか2車線から一車線になっているのに気付き、かなりひやりとしました。

DeloraineのVisitor Centreの女性はとても優しくて、色々なアドバイスをくれました。
念のため、地図を6ドル50で購入。
そしてこれがとても役に立ちました。アナログの底力発揮です。
ランチは、窓際に座っている人が食べてたのが美味しそうだったとCちゃんが言うので、そのお店に入ります。スープに大きなパンが付いてくるのですが、
パンより別なものを頼みたかったので、スープだけを2人分注文しました。
ハーフでもたっぷりサイズです。フレキシブルに対応してくれるのがありがたい。

八角などスパイスが効いたポテトのスープ。ちょっと塩分少な目でしたが、
美味しいでした。

これはお勧めの一品。量が多いからシェアするのもいいわね。と言われました。

ポテトが油べったりでフライにしてあって、あまり食べられません。
ベーコンやオニオンなども入っていて、甘めのチリソースで味付けされています。
悪くないのですが、何せポテトがオイリー過ぎて・・・。

クリームチーズも惜しみなく盛られています。

アナログの重要性を感じる旅。
バックアップはアナログに限る?
よく見ると、ワイナリーやガソリンスタント情報が満載で見やすいです。

さて、方向修正チーズ屋さんを目指して走ります。

ashgroveのチーズ。
2年前のウェスタンオーストラリアのお店でヤギのチーズシェーブルが美味しかったので、今回も購入。こちらのものは、食べると予想以上にヤギフレイバーがありました。
より自然?。

空気が美味しいです。風も気持ち良いです。13度ぐらいですが、心地よいです。

こちらは、私のお気に入りの一枚。
このなびいている白いものは、羊毛。
羊から落ちた羊毛が風に乗って、この有刺鉄線に引っかかっているのですね。
集めて行ったらマフラーとかすぐ出来そう?
レンタカーならではの発見かな。

おっ、前方に虹が。

シェフィールド(Sheffield)のインフォメーションセンターへ向かう。
ここでは、クレイドルマウンテンへは、危険だから行かないように言われる。
パソコンでリアルタイムのクレイドルマウンテンビジターセンターの雪の模様を見せてくれる。
インスタでチェックしてたけど、予想以上の雪です。
また、初夏に来るかな^_^なんて。

目的変更で、途中地図に載っていたワイナリーに行きたいのだけど、見つからず・・・。
見つけたお土産屋さんに聞くと、私達が今通ってきた道を5分ほど車で走ると、そのワイナリーがあると言う。
ほんとに5分かと聞くと、間違いない!5分ぐらいという。

後戻りして5分走れど、ないない。ブドウの木なんて見えない。
陽が落ちる前までには、宿に着きたいので、ワイナリーを諦める。
あー、ナビ借りたらよかった・・・。
何度そう思ったことか。
しかし、これを機に地図を読める女になってきた気もする。

ナビと運転手の連携プレーが乱れ、ホテルになかなか辿り着けない・・・。
やっと老眼を掛けて本気モードのcちゃん。本領発揮で、ダウンロードしておいた、グーグルマップでなんとか宿まで誘導してくれて、やっとチェックイン。
部屋はとても広いのだが、ワインやビールを詰めたスーツケースを3階まで持っていくには年齢的にきつかった。

ここのホテルを選んだのは、
●隣がワインショップだった事。
●Hallam’s Waterfront Seafoodまで近く歩いて行ける事。
●車で見つけやすい場所な事。
以上3点です。
残念ながらお隣のワインショップは時間が合わず行けなかったけど、WEBで見る限り、ローンセストンのワイナリーに精通している模様。
ちなみにコチラピノショップという名前。
https://www.pinotshop.com/
行きたかったー。
でも朝は8時には出発しないといけないから、仕方ない。
次回もここに泊まって、テイスティングするぞー。
タスマニアは3泊なんかじゃ全然足りないです。

持参したロキソニンテープも二日目でなくなりました。

アラカルトの牡蠣は3種の味が楽しめると言う事で、アラカルトとレモンのみを頼みました。
アラカルトは要りません!
レモンだけが断然美味しいです。

タスマニアの牡蠣を絶賛する人が多いですが、
私もその一人になりそうです。
40年以上も前に、母方の実家の海で、岩にくっ付いてる牡蠣を自分で殻を砕いて
取って食べた、あの頃の自然の牡蠣と同じ味です。
うまーい。
何個でも食べられる。
さて私は一体何個牡蠣を食べるでしょうか?

こちらのお店店員さんは、とても可愛くて、なんかぴょんぴょん弾んで
色々と楽しそうに説明してくれました。
オーストラリアはチップは要らないと聞きましたが、おばちゃんたち、
美味しいピノも紹介してくれたピョンピョン娘さんにチップあげちゃいました。

サーモンとホタテのフリッター的な感じのもので丁度良い量。

ここで飲んだgoatyhillのピノノアールの美味しい事。
カリフォルニアのカレラジャンセンに近いと思いました。
味もしっかりとしています。
超お勧め。
シーフードに合わせた同じワイナリーのソービニオンも甘くなくて、美味しかったです。
時間があったら、goatyhillのワイナリーに行きたかった。
それくらいお勧めです。

ワインショップは閉まっていたけど、そのすぐお隣のリカーショップは10時まで空いていたので、先ほど頂いたピノ(自分へのお土産用)とこれから飲む様を購入。
NINTH9よりもずっとずっとGoatyhillが圧倒的に美味しいです。

流石地元で人気のレストラン、セレクションに間違いがありません。
と言う事で、このレストランのワインメニューをダウンロードしました。

リカーショップのお兄さんに、
私はビール党なんだけど、お勧めのビールある?って聞くと、見てくれこのお腹、僕もビールパーソンだよと言う事で、地元のビールお勧めしてくれました。
彼一番のお勧めが、このBOAG’SのXXXALE。ローンセストン発です。

いやー。美味しい!
びっくりです。
やはり水が美味しいんでしょうね。
驚きの上手さでした。
今回の旅でのベストビール賞です。

そういえば、酒屋のお兄さんが、明日ビールの試飲会があるから来ないと
言ってくれたのですが、明日は早朝から移動の為断念。
あー、もっとゆっくり旅したい。
折角のビールのイベント、なんか物凄く残念。
お水が美味しいのだからビールは美味しいに決まっているのに!
タスマニアに住みたいです。特にローンセストンに住みたいです。
人々は優しくて、空気も水も美味しいです。