父親、肺炎で入院-8カ月振り。

夕方、携帯に父親がお世話になっている施設から電話。

熱が38度まで上がり、酸素吸入が荒く、訪問介護では手に負えないので、入院をと。
数日前から、微熱があったようで、今回の連絡は、痰の吸引は、看護師と家族しか出来ないと言われていたので、
痰が出ている父親はグループでは処置できないとその発言は置き換える事は出来た。
父は夕刻、救急車で病院に運ばれ、仕事を終え病院を訪れると、いくつか書類にサインをして、看護師さんと父とICUへ。

周りには、痛がる声を出している人、じっと寝ている人、お見舞いの方が励ましている人、色々。
相当疲れている様子でいびきをかいて寝ている父を横目に、看護師さんと色々データを入力する。

事前に受付で保険証等コピーを取っているのだが、看護師さんと確認しながらデータを入れる。
個人情報をコピーしているのだから、もっと受付周りで効率良くデータ入力、共有出来ないのか不思議。
更に、看護師さんシステムに慣れておらず、資料を見て躓く事度々。
適当に入力されては、清算に響くのに・・・と思ったけれども、協力的に一緒に入力を続けます。

その甲斐あってでしょうか、それともいつもそうなのかは、分かりませんが、
父の右の口角が裂けて、口の中が血まみれだったので、口腔のおそうじをしてくれました。
(歯が抜けてしまったのか、力んで唇を噛んだのか血だらけとまではいきませんが・・・明らかに血が飛び散っている状態でした)

デジカメで、口腔内の記録もしていました。

お世話をお願いしている身としては何とも言えないのですが、
訴えるとしたら、グループホーム、定数8人に対して、夜勤1人は荷が重すぎるという事。
max 1人6人が限界だと思う。
言葉は悪いけれど、入居者が入院すると、ケアする人は減ります。痰吸入が出来るのは、看護師と、家族のみという
のもエクスキューズに聞こえてしまいます。

やはりベストは1フロア、9 名を2名で担当だと思う。
夜、1人で夜勤というのは、大変だと思う。

先日不意打ちとうわけではないのですが、新しい保険証等の書類を持って施設を訪れると、担当の人はスマホを扱っていて、私が来たのをちょっとびっくりして、ぺきっと立ち上がった。
皆さん良く、お世話をしてくれていると思うし、スマホを扱ってはいけないと言う決まりは無いと思うのだけれど、通常の仕事であれば、勤務時間にスマホはロッカーに入れて置くと言う規則のある会社もあれば、いかなる時も勤務中は、使ってはいけないという会社もある。

グループホームで個人のスマホは必要かと言えば、はっきり言うとそうでないと知ってる。(連絡先は勤務先なので)
この超高齢化時代、若者が、介護の仕事を選ばなければならないと言う状況は厳しいし、親をお願いしている身としては心苦しい。
前回の入院の経験から、胃ろうや鼻チューブの治療は拒否してきた。

本人も元気なころは、そういった話をすることが仕事の一環でしたし、望んでいなかった。

父を見ていて、昨今の楽しみは、食と散歩だと強く感じる。

そして、日本の医療は過剰だ。胃ろうや鼻チューブの話をする前に他に何か話すことは無いのかと思う。
健康保険の無いアメリカでは、治療と延命の切り分けはかなりしっかりしていて、治療としても保険会社との交渉は厳しいらしいです。日本の医療が優秀なのは分かりますが、先日のクロ現にあるように、海外の人が一時的に簡単に、日本在住の人の扶養に入り、安くで治療を受けている事実は容認できない。
不平等はどうにかしてもらわないといけない。
認知症があるので、大部屋では迷惑が掛かると思うし、本人も大部屋は嫌だとはっきり言うので、入院の際は個室になり、毎回相当な出費になります。
この超高齢化社会日本の医療も、そろそろ日本国民を守る為に少しは厳しく、曖昧で、グレーな部分にメスを入れてもらわなければいけないと思う。

私は独身なので、妙な延命(代表するのは、胃ろうや鼻チューブ)をせずに、自然な老化現象で死ぬ力も養う、推奨するべきだと思います。でないと、死ねない迷惑な老人女性に成り下がってしまいます。それだけは、絶対に嫌なのです。