父が亡くなり、兄がグループホームへ再度来て、葬儀について話し合う。いくつか連絡をする。
両親が望んでいた葬儀場は、残念ながら無くなっていた。
病院であれば、2時間程しか遺体は置いてもらえないらしいが、ここのグループホームは、ゆっくりでいいですよと言ってくれた。
10時過ぎに死亡を確認すると、管理者と、最後に父を笑顔にしてくれた男性スタッフも、夜遅くなのに、駆け付けて来てくれた。
そして私たちが葬儀社を決める間に、男性スタッフは、父親の写真をまとめて、プリントして、ファイルにまとめてくれていた。
何か慌ただしく動いているな?と思っていたら、こんな素敵なプレゼントを用意してくれていたなんて本当に嬉しかった。
グループホームの皆さんは、荷物も落ち着いてから取りに来てもらって大丈夫だと言ってくれた。
(実際荷物を取りに行ったのは、8月18日だったが、請求は、亡くなった14日までだった。)
実家に近い葬儀屋さんに決めると、直ぐに、遺体を引き取りに来てくれて、深夜2時少し前から打ち合わせをした。
道路は混んでいなかったけれど、移送の深夜料金が2万円程発生していたが、こんな深夜に動いてくれるんだから当然だ。
アメリカではありえない、きめ細かいサービスに兄は驚く。
父は、無宗教というか、宗教嫌い?だったので、戒名や、お経等は無し。お別れの会(所謂お通夜)と葬儀をすることにした。
私一人だったら、通常のお葬式にするべきか悩んだと思うけれど、兄はその辺しっかりしていて、戒名やお経は一切必要ないと、はっきり言ってくれた。
(葬儀屋の方に聞くと、年に2,3回は無宗教の葬儀もあるらしい)
宗教的な事にお金を使わない分、賑やかな事が好きな父親だったので、お酒や、食べ物を沢山用意して、故人を偲んでもらおうという事になった。
打ち合わせが終わったのは午前3時頃。葬儀社の方に、誰か遺体についていないといけないと言われる方もいますが、
経験上、そうすると、疲れますから、これからご自宅に帰って、少しでも寝てください。と言われた。
こちらの葬儀屋さんも、とてもアットホームで良い葬儀屋さんだった。
家に帰り、4時過ぎに床についた。長い一日だった。
でも、本当に、病院の延命治療を止めて、病院からグループホームに帰れてよかった。
本当に、良かったと思った。