話題作なので、アマゾンプライムで観ました。
率直に★2つ。(満点は★5つ)
第一印象は、日本映画もこんなノスタルジックな作品が作れて、それが世界に受けるようになったんだなぁ・・・。
芸術的な夫婦。
いや、芸術を糧に豊かな生活を送る夫婦。人が羨むような美男美女。
でもなんか、よくわからない、会話が棒読みで村上春樹的だなぁ~なんて偉そうに思っていた。
村上春樹作品とは知らなかったので驚きだった。
知り合いのアメリカ人の若き留学生(あっと言う間に流暢な日本語を話し翻訳者になりました)は、ハルキストで、村上文学の口調を真似するのが大好きで、得意で面白かった。彼を思い出した。どんな感想なんだろうかと。
それとは別に、偶然に「猫を棄てる」という本を貸してもらっていて、読む度に、やっぱりなんか違うと感じる私は、ハルキストにはなれないのだなと再認識した矢先だった。
若い頃、ノルウェーの森は読んだけど。
今回の 映画に関しては・・・、
冒頭から何やらベットシーン多し。これってもう、30年ぐらい前な感じなんだけど・・・。
岡田将生は良い。イケメンの雰囲気を消すことも出来るのだな。
霧島れいかさんと言う女優さんのビジュアルは、憧れの日本人顔トップオブトップかも。
外国人が嫁にしたい、彼女にしたい顔。
ショーグンの島田陽子さん以降、
日本人顔のアジアンビューティーと言えば、鶴田真由さんだけどちょっと背が低かった。
麻生久美子さんもいいのだけど、ちょっとインテリジェンスに欠ける。
霧島れいかさんは、ビジュアル的には完璧だけど、声がイマイチ。鶴田真由さんの鼻声だったらトータル的に完璧だった。
抑揚のない発声だし、それ故棒読みだし、色気の無い声に聞こえる。
日本語である以上、日本が分からない人にとって、声色というのはキモだと思うのだけど・・・、
男性目線だとくびれたシェイプだけでいいのかな?と思ってしまった。
名前も、桐島かれんさんと混乱するわ。雰囲気似てなくも無いし。
色白で、儚げで、細くて、スラリとしていて、スクリーンで受ける顔、その雰囲気なのは分かる。
西日本ではお目にかかれない、北の美人。
だけど、後に現れる、北国育ちっぽい印象のコリアン女優の方が魅力的に見えたのは、筋書き通りだったなのかな?
恐ろしい程透き通る肌、アングロサクソン系の人よりずーっと肌が綺麗。
日本にこんなに透き通る肌を持つ女優さんって誰がいるだろうか?
と、ストーリーはそっちのけで、そんな事ばっかり考えていた。
だって、私には、結局何が言いたのかわからなかったから。
言いたいことは、もっともっと深い所にあるんだろうなぁと思えば思う程、わからなくなってきた印象だった。
あなたたち夫婦の事はわからん。夫婦の事は夫婦にしかわからん。そんなヒントだけではわからん。
と。
真面目に取り組めば色々とわかるんだろうけど、そんなのは今の私に向かないので・・・。
それだったら、こちらの方が分かりやすく、心に響く。自分の環境に合う映画は何度も見たくなる。
シンシンとしているけれど、大きく影響を受けた映画。