日本で育ってないと理解できないのかもしれない。

安田純平さんのウィキペディアを読んだ。
一橋大学を出て、新聞社に就職して、なかなか切り込み難い問題にも挑んでいたような印象ですが、その後フリージャーナリストになったのですね。

新聞社では、スポンサーの関係で働きにくかったのでしょうか?(勝手な想像ですが・・・)

3冊ほど書籍も出しているようですが、日本政府に対する発言と自己責任の下で活動しているという、ご自身のアピールがやけに目立ちます。私も安倍政権には失望するけど…。
渡航禁止エリアには、自己責任とは言えども、周りには迷惑かけたくないし、私のような人間がそんなことをしてしまうと、迷惑千万。考えられない。基本、自分がされて嫌な事はしたくない。

そして見た、ジャパンタイムズの記事.
Now that Jumpei Yasuda is safely home after three years in Syria, people online are claiming that he is a “professional hostage” and not even Japanese.
シリアで3年間、拉致されていた安田淳平氏は、無事解放。しかしネットでは、プロ人質、更には日本人ではないと文句も。

と、ちょっと悪意のあるタイトル。案の定、facebookのコメントは、心が狭いだの、喜ぶべきだの、日本のネットコミュニティー、日本人批判。

いやいや違うのですよ。そりゃ、拉致されていたので、大変だっただろうと思うけど・・・。

何度も拉致されて、解放されて、危険地域に指定されているエリアに強引に入り、あれだけ日本政府を批判し、自己責任を連発し、拉致され、助けを求め、解放された挙句のこの発言。

”あたかも日本政府が何か動いて解放されたかのように思う人がおそらくいるんじゃないかと。それだけは避けたかったので、ああいう形の解放のされ方というのは望まない解放のされ方だった”

本人がしっかり言っている。しかも目がキラキラしてた。

何を言っているの?
この人は、反省はしないだろうし、同じ事を繰り返すと思うのだ。
身代金を日本政府が出していないとしても、今後、国際社会でこの思惑が働く、シリアに渡ったであろう身代金で大量の武器が買われると考えないのだろうか?
とても不思議な感覚になる。

人の命が助かったんだからそれは、喜ばしい事は皆わかっている。
でも、自分の命の為に、動いてくれた人への感謝が感じられない。だから、皆素直に喜べないのだ。

ルールと言うと、日本人はどうのこうの言う人も多いと思うけど、

人に迷惑をかけないとか、決まりごとは守るとか、感謝の気持ちとかそんな基本的な事を守っているから、落とした財布が戻ってくる社会なんだと思う。
これは、日本で生まれて育っていないとわからない感覚なんだろうか?と外国人のコメントを見て思う。

確かに外国人は、悪くても謝らない人いる。その場を収めるために謝る、負けて勝て、なんていうのは今の時代は難しい。損得があるし。でもそんな人が居てくれたから、丸く収まっていくというのもある。

今朝のNHKの連続テレビ小説”まんぷく”
涙が出た。

赤紙が来たら、(皆本当は、行きたくないけど、お国の為だから仕方ない) おめでとうございます。ありがとうございます。と言う。
自分だけ、健康でないから、お国の為に戦えない、戦地に出向けない情けなさ。他の人に対する申し訳なさ。
その気持ちが本当だから、涙が出る。
日本で育ってないと解らないんだろうなぁ。

ジャーナリスト故、きっと会見はすると思うが、
池谷裕二さんは、脳の専門家だけあって、テレビで、安田さんの今後のメンタルを心配していた。
確かにそうだ。あれだけ、強気に言っているので、想定外なバッシングにダメージも大きいかもしれない。
拉致期間のフラッシュバックもあると思う。
本当、心のケアが必要かもしれない。

でも、奥様がヒーリング歌手のようなので、癒せるかもしれないですね。

しかし、都合よく掻い摘んで放送する放送局は、その後の安田氏からの情報提供を、視聴率も目論んでの事なのだろうか?ほんとがっかりする。